なる楽生活

なるべく楽に、なるべく楽しく。日々の暮らしの雑記。

娘4歳 英語、始めました(2)

4月、全国で緊急事態宣言が発令され、夫婦そろって在宅勤務開始、区内の認可保育園に通う園児の保護者には登園自粛が要請され、家族揃って自宅で過ごすことになった。

それから宣言が解除されるまでの間、繁忙期以外はゆとり会社員であるわたしが基本的に娘の相手をしていた。早朝、近くの公園に行って少し遊ぶか、屋上で縄跳びをして体を動かすのも最初は楽しかったが、すぐに飽きてしまった。

 

ある日、夫の作ったカレーを食べながら、いつまで自粛生活が続くんだろう? (娘)ちゃんも刺激がなくて退屈だろうねぇと言うと、夫の目が光った。

「(娘)ちゃん、zoomで喋るのには抵抗なさそうだし、少し英語も話せるようになってきてるし、そろそろオンライン英会話始めてみない?」

そう来るか。

夫は虎視眈々とチャンスを狙っていたに違いない。

夫はすでにいくつかのオンライン英会話をピックアップしていて、各社の提供するサービスの良し悪しについて話し始めた。夫の下調べの細かさには常日頃から助けられてばかりだが、この日も夫の能力は遺憾なく発揮され、わたしは娘に無料体験を受けさせることに同意するしかなかった。

最後の悪あがきとして「わたしは良いけど、(娘)ちゃんがオンラインレッスンやりたいか訊いた?」と訊いてみた。

すると、横で聞いていた娘が「うん。わたしねー、外国のお姉さんといーっぱいお話するんだ!」と宣言し、夫と「ねー」なんて言い合っている。

仕組まれた。夫はかなりの策士なのだった。

 

DMM英会話の無料体験では、娘が選んだ可愛いフィリピン人のお姉さんのレッスンを受講した。お姉さんは大変優しく娘に話しかけてくれる。受講者は4歳ですと予約時のコメントに書いたためか、可愛いぬいぐるみを用意してくれて、娘も大喜び。果たして夫の目論見通り、娘は土曜日の英会話教室に加え、オンライン英会話も始めることになった。

 

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娘が好きなPeppa Pig

 

娘の様子を見ると、土曜日の英会話教室では会話というより、先生がリードしてこども同士で遊びながら英語に触れるという感じ。

オンライン英会話は講師とマンツーマンで会話するので、娘にはハードルが高めだ。また、マンツーマンだと25分間みっちり講師と向き合うので、娘は集中力が持続しないこともある。直前まで遊んでいた時は、気持ちの切り替えが難しい。そして、講師側の回線状況は地域差がかなりあり、音声が時々途切れたり、滅多にないが時には音声のみでのレッスンになることもある。そんな時は集中できず、ぬいぐるみで遊び始めたりもする。そんな時は先生が戻ってくるまでどれくらいかかるかカウントする。娘は数えるのが好きなので、暇つぶしにちょうどいい。

これまでは主にDMMの幼児向けのオリジナル教材を使ってきた。3ヶ月も経つと何度も繰り返し使用する教材もあり、飽きているように見える。ここから抜け出して、英語で話すには親側のサポートも必要になるだろう。文法がある程度わからないと、単語を覚えても応用できず、英語が広がらないのでどうしようかと思っている。

 

娘は"me, long arm (My arm is long)"や、"Daddy is long (Daddy is tall)"など、なんとなく知っている英語を組み合わせて発話するようになり、言いたいことが伝わるようになってきた。数、色、形、大きさ、長さなどはだいたい英語で表現できる。オンライン英会話を始めて2か月経った頃からこのような英語が出てくるようになり、日本語で言うところの二語文レベルになったのかなと感じる。とにかく聞いた音のコピー能力が抜群に高くて驚く。そして講師の話す英語を意味のある言葉として聞いている。

 

何よりもDMM英会話を始めて良かったのは、娘が世界に目を向け始めたことだ。娘が楽しみにしている「世界の果てまでイッテQ」というテレビ番組では、芸人さん達が世界各地に行く。録画したものを見て、「これ、◯◯先生の国じゃない?」と言ったり、「ここはどこにあるの?」と訊いたり、国旗の絵本を広げたりと明らかに「外国」に興味を持っている。

また、今までは「どうしてこの人は(肌が)黒いの?」(これには、わたしたちの髪が黒いのと同じで、生まれつきの色なんじゃない? と答えたと思う)と訊くなど、自分と違う人が珍しがっていたのだが、DMM英会話で色々な国の講師と接したことで、いろんな人がいるんだとわかってきた。

 

わたしは本心ではこどものうちから英語なんてしなくてもいいんじゃないかと思っているのだが、娘が英語を学ぶことで世界に目を向けたことがとても嬉しい。

DMM英会話では受講すると講師の出身国のメダルが貰える。新しいメダル欲しさに娘が楽しんでいるうちはお付き合いしようと思う。