なる楽生活

なるべく楽に、なるべく楽しく。日々の暮らしの雑記。

夫婦で整理収納サービス・嫁としての愚痴編

両親の自宅の建替に伴う3泊4日の片付け合宿。クライアントは両親で、夫婦で整理収納サービスを提供した。主にサービスを提供したのは夫で、片付けに関してはわたしはただのアシスタントで、合宿中は食事の支度を主に担当した。

 

合宿初日は姉夫婦もやってきて新築お祝い会。手巻き寿司、サラダ、豚汁、アボカドクリームチーズディップを用意した。大人が6人いるのに、わたし一人で。大人6人に娘の分なので、野菜を刻むのにも時間がかかる。ご飯も大量だ。おふくろちゃんと姉様に手伝いを頼んでみたが、おふくろちゃんは孫ちゃんと遊んでいるわと言うし、姉様は曖昧にあぁ〜と言いながらタバコを吸いに出て行った。やるの? やらないの? やらないよね。頼みの綱である夫はおやじくんとテレビの設置にかかりきりだ。どこに何があるかわからないキッチンで一人で大人6人分の食事の支度をする。

 

豚汁のアク取りさえしていないおふくろちゃんが兄上に「ご飯の支度が遅くてごめんなさいね。アレだから先にビール飲んでる?」と言うのを聞き、そうだなぁアレだからわたしも飲みながら作ろうかなと思った(兄上は遠慮していた)。おふくろちゃんは兄上に気を遣っているだけで、わたしの気分を害そうとして言ったわけではない。それは百も承知だが、いい気分はしないものだった。せめて手伝ってから言ってほしい。姉様はと言えばずっと玄関先でタバコを吸っているのか戻らない。孤独の炊事。

まぁ、姑・小姑・嫁だもの。もっと笑えない話だって聞くし、わたし達にも修羅場はあった。この程度なら全然ましだ。

 

作った料理は好評だった。大量に作った料理がみんなの胃に収まるのを見るのは気分がいい。苦労が報われた。夫とおやじくんが食器を片付けてくれた。ゆっくり飲んでてと言われたので、ありがたく白ワインを片手に娘と遊ぶ。夫はおやじくんと皿を洗い、食器棚に戻している。おふくろちゃんと姉夫婦はビールをガブガブ飲んで一切動こうとしない。

 

夫が当然のこととして家事をこなす人でよかった。きっとおやじくんが家事をする人だということ、おふくろちゃんがフィジカルに動かざること山の如き人だということも関係しているのかもしれない。でも、同じ家庭で育った姉様は全然手伝わなかった。

 

結局、「誰かがやってるから自分はしなくて良いだろう」という考えの人と、「誰かがやってるから自分もしよう」という考えの人とで、家事への関わり方が変わるのだろう。家事だけでなく、人との関わり方もそうか。楽したいという気持ちは誰しも持っているものだけど、大人はみんなで過ごす時は自分の気持ち優先してばかりいられないものだ。あとは「人からどう見られたいか」という意識も、自分がどう振る舞うかにかなり影響があるだろう。姉様はどんな嫁なのか少し興味がある。

 

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大人4人分+娘の食事の支度が楽に感じた

 

小姑にもなれる身としては、弟の奥さんには同じように窮屈に感じさせないようにしているつもりだけど、これからも新しいメンバーを迎える側が心を砕いて、みんなが気持ちよく過ごせるようにしたい。

自分が色々な立場になれるという意味で、結婚して増える親戚との付き合いは結構おもしろい。自分のことを振り返ってよーく考える良いきっかけをもらった。