「子どもにいいこと大全」を読んで ウム、と思ったこと
何かで紹介されていて読んだ一冊、「子どもにいいこと大全」。
ウム、と思った項目が二つあった。
ひとつめは「夕食は、就寝の1~2時間前までに終える」。
そうすることで、寝るまでに消化が進み、眠りにつきやすくなるということだった。
娘のためというよりは、わたしが早くやらなくてはならないことを済ませて、本を読んだり映画や動画を見たいので、平日の夕食作りには、栄養と時短のバランスを追求して本気で取り組んでいる。
「娘(5歳)には栄養のあるものを食べさせなくては」と思うと、インスタで見るようなご飯・汁物・メイン・副菜がきっちりそろった食事を目指してしまう。
しかし、この本では「夕食は消化のよい軽めのメニューでOK。野菜スープ、おじや、リゾット、にゅうめんなど」と提案されていた。
にゅうめんでいいんだ…!
この本に則ると、娘の好みを考慮して、ワンオペ時の夕食はこんな感じで良いだろう。
・野菜スープ → 豚汁、春雨と野菜のスープ、ミネストローネ
・ご飯かそうめん
これまでも「豚汁は完全食(完全食の定義は深く考えず、炭水化物・タンパク質・野菜が一皿で)」、「餃子は完全食」、「ピザも完全食」と思っていたが、完全に後押しされた感じだ。
ふたつめは「発酵食品でハッピーホルモンを出す」。
発酵食品を食べることで腸内環境が整い、グズグズ・イライラが解消される、らしい。
ウム? これって順接なのか?
発酵食品を食べることで腸内環境が整い、下痢や便秘が解消されるのはわかる。下痢や便秘によるグズグズ(お手洗いから出てこられない)やイライラ(腹痛や膨満感により気分が悪い)が解消されるということなのか?
そういうことではなく、ハッピーホルモン(セロトニンやドーパミン)の9割は、第二の脳とも言われる腸で作られるので、腸の調子がよくないと、ホルモンの分泌にも悪影響を与える、ということだった。ハッピーホルモンが少ないと、イライラしたり落ち込んだり、やる気がでなかったり、あまりよい状態ではなくなるらしい。
ハッピーホルモンの点では、どちらかというと、娘ではなく夫に発酵食品を食べるようにすすめたほうがいいかもしれない。夫はわりと気分の波があり、目に見えてイライラしたりプリプリしていることがあるので。
内容とは別に、この本で一つ気になったことが「お母さんと散歩など自由時間」、「お母さんと絵本やおしゃべり」と、保護者が母親に限定された表現があったこと。
「主婦の友社」編集・発行なので読み手として想定される母親へ向けた書き方になったのかもしれないが、子育ては母親だけが担うものではない。こういう書き方をしないほうが今の時代、これから進むであろう未来にあっているのではないかと思う。