なる楽生活

なるべく楽に、なるべく楽しく。日々の暮らしの雑記。

第一ホテル東京の鉄板焼き「一徹」

第一ホテル東京の21階にある鉄板焼きのお店「一徹」がとてもよかった、というだけの話なのに、肉の写真はない。

 

先日、娘の七五三のお祝いで、家族で食事に行くことになった。

 

メンバーは娘、義理の両親、夫、わたしの5人で、大人は全員酒が好きで、義母以外はよく食べる。

 

娘の七五三に関して、義理の両親には参拝の日にちと、終わる時間がわからないし、翌日は大人は全員仕事で娘は学校なので、その後の食事会はしない(別の日にしてはどうか? と打診はした)と伝えいていた。

しかし、その後も、義母が「〇日(参拝の日)にお食事会はしないのかしら?」と何度か聞いてきたので、これはもしかして参拝当日に食事会をしたほうが良いのか? と気づき、参拝の4日前に一休で予約した新橋の第一ホテルの鉄板焼き「一徹」。

結果、ここに決めて大正解。

 

お店は17時に予約し、その時間までロビーに展示されてあった港区の小中学生の環境に関する自主研究の入賞作品の展示を見たが、中学生部門の最優秀賞「港区内の昆虫と環境の関係性」の素晴らしい研究とそのまとめ方に感嘆した。

 

作者というか研究者の山本さんは小さいころから昆虫が好きで好きでたまらないのだろう、ご自宅で美しい蛾を16匹羽化させるほどの情熱が羨ましい。その蛾の幼虫は山本さんの手の指4本分の大きさだったので、なかなかゾクゾクしてしまった。

 

山本さんの研究の目的からは離れてしまい恐縮だが、個人的に最も有益な情報は「オオアシダカグモはゴキブリを食べる。オオアシダカグモがいると家のゴキブリは2~3か月で絶滅する。そしてゴキブリを絶滅させると、その家を出ていくのでオオアシダカグモは『軍曹』と呼ばれている」ということだった。

 

軍曹…!

 

しかし、オオアシダカグモも相当インパクトのある姿をしており、家の中で遭遇したらゴキブリと同じくらい恐怖を与えてくることは確実だ。

なぜ、動植物が減少して生態系が脅かされているというのに、ゴキブリどもはのうのうと生き続けているのか…

食事が不味くなりそうなのでわたしは考えるのをやめた。

 

お店にはどういうわけかわたしが旧姓で予約を入れてしまい、ご挨拶(〇〇様、本日はありがとうございます)いただいたときには若干妙な雰囲気になってしまった。お義父さんお義母さん、不出来な嫁で申し訳ない…!

 

5人でぐるりと鉄板を囲むように座る。

娘は初めての鉄板焼きに興奮して、目の前のシェフに「あの瓶には何が入っているんですか?」「バターを使う時と、油を使う時は、どうやって決めてるんですか?」などと質問して、コースが始まる前から楽しんでいるようだった。

 

当日のメニュー

■乾杯のスパークリングワイン(娘はソフトドリンク)

 

■先付け(山芋の豆腐仕立て)

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■前菜(牛タンのピカタ風)

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■活蝦夷鮑と茸の鉄板焼き プロヴァンス

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焼く前に元気な鮑を見せてくださったが、それが仇となり娘は怖がって食べられなかった。

 

■焼き野菜(安納芋と紫芋のきんつば風、茸、スティックブロッコリー)

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■サラダ

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■仙台牛ロースステーキ

興奮のあまり写真を撮るのも忘れてがっついてしまった。

 

■ご飯(ガーリックライスに変更)、お味噌汁、お漬物

 

■シャーベットと食後の飲み物

 

■ホールケーキ

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ホールケーキのサーブのタイミングで、記念写真を撮影してフォトフレームに入れて渡してくださった。

「東京タワーも入りますね」と言われてテンションが上がる地方出身者(わたし)。

 

サービスが行き届いていて、グラスが完全に空く前に声をかけてくださったり、娘の質問にも丁寧に答えてくださったり、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと食事ができてよかった。

 

鉄板焼きというかこの「一徹」が娘のお気に入りのお店に加わったことは明らかで、おそらく今後もお祝いの席はここが良いと言われるのだろう。

何年も同じお店に通うというのも家族の思い出として素敵だと思う。

また次回、何かの折に伺いたいし、わたしの両親とも行けたら嬉しい。