なる楽生活

なるべく楽に、なるべく楽しく。日々の暮らしの雑記。

2021年第16週 ふりかえり さよなら、おばあちゃん

4/19(月)~25(日)の支出

・食費 9,035円

・日用品 2,772円

・交際費 50,000円

◆合計 61,807円

 

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100歳の祖母が他界した。

父から「ばあちゃんが危篤状態になった」と連絡を受けた2時間ほど後に、息を引き取ったと告げられた。医師が言うには、心臓が寿命を迎えたということで、苦しまずに亡くなったと聞いてほっとした。

わたしは祖父母にとっての初孫で、それはそれは可愛がられて育ったと思っている。同居していた母親は大変だったと思うが、幼少期に自覚できるほど、祖父母や両親からたっぷりと愛情を受けたことは、大人になってからの自己肯定力の土台になったと思う。

そんな中、祖母は実に濃やかな愛情を注いでくれた。

 

幼稚園年長の頃、園の近くのどぶ川で遊ぶことになった。わたしは気持ち悪くて絶対に入りたくないと大騒ぎし、結局幼稚園教諭に引きずりこまれるようにして川に入れられて吐き、祖母に迎えに来てもらった。そんな時、体も声も大きなえみこせんせいに、小さな祖母が「子どもが嫌がることを無理やりさせるなら、もうこの子を幼稚園に行かせない」と言ってくれたことは忘れられない。

 

小学生になっても予防接種が怖くて学校に行きたくなかったわたしに、おやつに大学芋を作って待ってるから、頑張っていってこい、と言って背中を押してくれた。そして予防接種を受けて帰ると、熱々の甘い大学芋を作って「がんばったなあ」と笑って待っていてくれた。自分が予防接種を受けるときも、娘を予防接種に連れていくときも、必ず思い出す。

 

今とは比較にならないほど積雪の多い冬、遊びに行けなくてつまらないだろうからと、本屋で雑誌や漫画を買ってきてくれた。そんな祖母に工作狂のわたしは「付録が付いているのが良かったのに」と心無い言葉をかけて、「ばば、わからないもの」と悲しげな顔にさせてしまった。これは祖母に対してしたことで、ずっと後悔している。

 

大学進学を機に実家から離れたわたしは、祖母に月1回ほどのペースで手紙を送っていた。内容はさほどなく、大学にはいろんな人がいます、とか、職場にものすごく感じの悪い人がいて憂鬱です、とか、もうすぐ帰るので元気にしていてください、とか。その手紙すべてを祖母は保管していてくれたと聞いた。棺桶に入れてあげるね、と母が言うのでお願いした。

 

愛されて育った人は強い、とかつての上司に言われた。

外で色々なことがあっても、わたしを愛する人がいる、安心できる場所がある、と信じられることはわたしの財産だ。

おばあちゃん、可愛がってくれてありがとう。

おばあちゃんのように家族を愛して生きていくよ。

 

↓ 先週のふりかえり