なる楽生活

なるべく楽に、なるべく楽しく。日々の暮らしで思うことや、読書の記録など。

夫婦で整理収納サービス・キッチンストック棚編

両親が家を建て替えた。建替前の旧居はなかなかにとっ散らかった家だったので、仮住まいに引っ越す時は夫が整理を手伝いに行った。およそ40年かけて集めたありとあらゆるものが詰め込まれた家。亡くなった祖父母のものも手付かずだったので、膨大な量のものを片付けたはずだ。

その片付けの最中、おやじくんは「押入れの中から大量の蟹缶が見つかって、賞味期限がとっくの昔に過ぎていたから全部缶を開けて中身を捨てて、水で濯いで捨てた。俺は蟹缶なんか食ったことねぇ」とぼやいていた。

おふくろちゃんは、夫が捨てたものを後でこっそり自室に引き取っていたらしく、夫が呆れていた。

 

両親が仮住まいにいるおよそ半年間にも、ものは着実に増え、新居にそっくりそのまま搬入されていた。

 

まずはキッチンまわりから片付けようと夫は言った。キッチンで家族の健康が作られるし、キッチンが片付いていないと食事の支度が滞り、怪我をするリスクも高まると夫は言った。

夫婦二人暮らしとは思えないほどすごい量のものがある。

 

(妻)ちゃんはストック棚を頼む、と託されたので段ボールからものを出して賞味期限を確認する。賞味期限が切れているものは捨てる。その他のものは粛々と棚に並べる。整理前の段ボールの写真を撮れば良かった。

 

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おふくろちゃんはの言う減塩って何だろう

 

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2瓶で1セットという謎ルール

 

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小一時間かかって整理できた(写真は棚の一部)

 

奥のものが見えなくなると使いづらいので、ぎゅうぎゅうに詰めない。同じような種類のものをまとめる。袋麺は案外賞味期限が短いので、賞味期限が見えるように置く。そんなことを意識して作業した。段ボールを空にしたので畳み、上司にあたる夫と、クライアントの両親に完了報告をした。果たしてこのサービスはご満足いただけるのか。

 

夫は「あー、いいね」と頷いていた。上司のOKにほっとする。

「おふくろさ、いい加減同じもの買うのやめなよ。同じもの二つ買うのってなんでなの?」夫がため息混じりに訊く。おふくろちゃんは「それは二つで100円だったのよ」と言う。「いや、値段は聞いてない」と夫が薄く笑い、おふくろちゃんはふいっと自室に入ってしまった。

おやじくんから「きれいだね、見やすくていいじゃない」とお褒めの言葉をいただき、この一言で報われた。

 

要・不要の判断をして、どこにしまおうか考えて試行錯誤するのは気持ちがどっと疲れる。でも、夫はドーパミンでも出ているのか、楽しそうに仕分けして、棚や引き出しに仕舞っている。

わたしも手伝ったが、おふくろちゃんに「これは要りますか?」と訊くと、何もかも要ると答えるので、そのやり取りを聞いていた夫とたびたび親子喧嘩に発展した。無理矢理捨てるとまた同じように買ってきてしまうだけなのでは、と思い、おふくろちゃん本人が納得するような言い方をしてみる。

ゴワゴワのタオルで顔を拭くと肌にダメージを与えそうだから、新品をおろしたらどうかなど。100枚を優に超える枚数のタオルに関しては納得してもらえたようで良かった。

 

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湧き出るタオル(一部)

 

しかしどういう言い方をしても、根本的にものを捨てたくないおふくろちゃんはストレスが溜まったことだろう。実家の片付けが家族に与えるストレスは計り知れない。片付けサービスを提供する側も、提供される側も、そのストレスを代償として快適な生活を送れるようになるといいな。

 

夕飯食べる頃に夫が「こんなことやらなくて済むならやりたくねぇ。けど、誰かがやらないとあっという間に新築のゴミ屋敷になるからな」と言った。やりたくないことでも、リーダーになって関係者を巻き込んで行動し、成果を出せるのはすごいなと思う。

疲れただろうからビールでも飲んでくつろいでほしいが、夫はまだキッチンの片付けに精を出している。