なる楽生活

なるべく楽に、なるべく楽しく。日々の暮らしの雑記。

鬼滅のバチェロレッテ

娘の通う保育園では「鬼滅の刃」が大人気。

「みつりさんは結婚相手を探すために鬼殺隊に来たんだって!」と娘が言った。

 

へえー、萌子さん(バチェロレッテ)みたいだ。

「つらい時こそ成長するチャンスだよ!」なんて、鬼滅の刃の世界にも合うではないか。

そこでふと思った。

ねえ、(娘)ちゃんは、みつりさんの結婚相手としては柱の中で誰が良いと思う?

 

煉獄さんは…

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映画観で笑ってしまったひとこと

 

(娘)ちょっと、声が大きすぎじゃない?

(私)でも、お弁当食べて「うまい! うまい!」って言うのはポイント高いなあ。

(娘)お弁当ばっかり食べて、炭次郎くんのお話、全然聞いてなかったよね?

(私)あー、そうだね、良い人だけどちょっと独りよがりかもね?

(娘)煉獄さんは結婚相手じゃなくて、先生って感じじゃない?

(私)うんうん。

(娘)電車の中で、炭治郎くんが寝ちゃったとき、起こさないであげて優しいよね。

(私)よく見てるね。そうだね、肩を貸してあげてたね。

 

お坊さんは…

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泣きながらお経唱えてる人

 

(娘)ずっと泣いてるからヤダ。

(私)そうだね… 泣きながらひどいこと言ってた。

(娘)何て言ってた?

(私)炭治郎くんが生まれてきたこと自体がかわいそう、みたいなこと言ってた。

(娘)そんなこと言うなら、お坊さんだってそうじゃんねえ!

(私)結婚相手としては見れない?

(娘)無理無理。

 

無一郎くんは…

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小石投げてた子

 

(娘)無一郎くんも人の話聞いてないんじゃない?

(私)話を聞いてないというか、興味なさそうだったよね。

(娘)あと、小さくない?

(私)背が?

(娘)じゃなくて、まだ小さいこどもなんじゃない?

(私)みつりさんとは結婚できるほど大人じゃないって意味ね。

(娘)そう。結婚ってどういうのかも知らないかもね。

(私)さすがにそれは知ってるんじゃない?

 

派手な人は…

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あの飾りはどうなってるの

 

(娘)あの人さ、もしかして累の家族じゃない?

(私)でも累の家族は全員いなくなっちゃったじゃない、山で。

(娘)お顔の模様が、累と一緒じゃない?

(私)似てるけど…

(娘)あの人、鬼かもね。

(私)違うんじゃない? お庭で太陽にあたってたよ。

(娘)そっか… でもあのおじさんも炭治郎くんの血管破裂させろって言ってた。

(私)結構ひどいよね。

(娘)意地悪なこと言う人はやめたほうがいいんじゃない?

(私)そうだね。

 

ころすがわさんは…

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背中の文字のインパクト強すぎ

 

(娘)イー! 絶対無理だよ、怖いもん。

(私)いきなり禰豆子ちゃんのこと刺すのはダメだよね。

(娘)炭次郎くんにちゃんと聞いてほしいよね?

(私)何を?

(娘)この箱の中にいるのは、良い鬼ですか? 悪い鬼ですか? って。

(私)良い鬼がいるって考えたこともないんじゃない?

(娘)そうかもね。でも血でお部屋とお庭汚くしたからヤダ。

(私)みつりさんもお庭が汚れるって言ってたね。

(娘)あれ、ころすがわさんが自分でお掃除したと思う?

(私)してないと思うよ。

(娘)自分でわざとこぼしたんだから自分で掃除してよって感じだよね。

(私)畳にも血がついてたしね。

(娘)お片付けとお掃除できない人はダメ。

 

蛇太郎は…

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ネチネチしてて素敵

 

(娘)お友達の蛇と仲良くできるかわかんない。ちょっと怖い。

(私)優しい蛇かもしれないよ。襲ってきてないし。

(娘)蛇太郎はさ、いつもマスクしてるのかな?

(私)あれ包帯だけどね。お怪我してるのかもね。

(娘)大正だから、マスクなかったのかもね?

(私)そうかもね。じゃあ蛇太郎、風邪ひきにくくていいんじゃない?

(娘)うん、元気っていいよね。

 

冨岡さんは…

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少なくとも炭治郎くんと鱗滝さんは嫌っていない

 

(娘)冨岡さん、声小さいよ。

(私)いつも大声出してるよりいいんじゃない?

(娘)強いよね。炭治郎くんと禰豆子ちゃんと伊之助のこと助けてくれたしね。

(私)え、じゃあ冨岡さんが結婚相手に良いんじゃない?

(娘)でも、みんなに嫌われてるってしのぶさんが言ってたよ。

(私)嫌ってる人たちだって相当変わり者だよ。人の評価なんてあてにならないよ。

(娘)そっか… みつりさんは「かわいい」って言ってたね。

(私)一人でいてかわいいってね。冨岡さんはマイペースなんじゃない?

(娘)マイペースって?

(私)あんまり周りのことを気にしないで、自分の好きなように生きるってことかな。

(娘)そういう人と結婚するの、難しくない?

(私)え! そう?

(娘)ちょっとは人のことも気にしてほしいよね?

(私)たしかにそうだね…

 

というわけで、映画を観た後は「煉獄さんかっこよかったね」と何度も言っていたこともあり、娘は煉獄さん贔屓なのかと思いきや、意外や意外、甘露寺さんの結婚相手の第一候補は蛇太郎こと伊黒小芭内らしかった。わたしは冨岡さんも良いと思う。

 

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誰のどんなところが好きかじっくり聞きたい

 

みつりさんはどういう人が好きなんだろう。

 

娘と「結婚相手は誰がいいか」と話す日がこんなにも早く来るなんて想像もしなかったけど、楽しかった。娘がもっともなことを言うのも面白く、今後みつりさんが結婚相手を見つけることができるのかも楽しみだ。

こどもに馬鹿とかクソとか死ねとか言わないで

先日、久しぶりに家族三人で娘の自転車の練習をしに公園に出掛けた。

 

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わたしは自転車に乗るのが苦手なので、夫が娘に自転車の乗り方を教えている。

わたしは自分が苦手だと言うこともあり、上達しなくても構わないと思う反面、娘が自転車に補助輪なしで上手に乗りたいという気持ちがあるのなら、乗れるようになったらいいなあと思ってもいる。

 

夫は、やるからにはすぐにでも結果を出したいようで、娘にも容赦無い言葉を投げかける。

それを横で聴いているのが辛かった。

 

「小学校に入って自転車に乗れないと、友達と遊べなくなるよ!」

…娘はまだ年中で、入学までには1年以上もある。果たして自転車に乗れないくらいで、友達と遊べないってことがあるのだろうか?

わたしはこういう脅しのような言葉が好きではなく、娘にも「自転車に乗れると遠くの公園にも行けて楽しいよ」というような明るい言葉をかけて、やる気を引き出したいと常々思っている。

 

「言った通りにやれよ、馬鹿!」

…「お父さんが言った通りにする」んじゃなくて、「補助輪なしで自転車に上手に乗れるようになる」のが目的じゃないのかい?それから、人に軽々しく馬鹿って言うものじゃない。

 

「あのさあ、人の話ちゃんと聞いてんのかよ!ほんとクソだな」

…投げつけられる乱暴な言葉は単なる武器で、娘には言いたいことを届けることができない。娘は萎縮して「怒られた」「怖い」という印象しか持てない。それから、人に軽々しくクソって言うものじゃない。

 

「別にいいよ?(娘)ちゃんが自転車乗れなくても、お父さんは全然困らないし」

…教える立場にある人間が、自分の本分を弁えていないことが明らかになる一言。教える側がこんなこと言っちゃダメじゃないか。教師がそんなこと言ったら、わたしは勉強を投げ出して遊びに行ってたぞ。できなくても寄り添うのだ。

 

「泣くなァ!」

…成人男性に怒鳴られたら普通泣くだろう。君が泣かせているんだよ…

 

娘は目をぎゅっとつむり、涙をポロポロとこぼしていた。こんなやり方では上達しないし、自転車が楽しくなくなるだけじゃないか。それ以上に、娘の心が心配だ。

それでも、夫に「どうすんの?やめるの?」と訊かれれば、娘は「やる」と言って涙を拭い、ハンドルを握り直している。

 

「悔しくて泣いてもいいんだよ。泣いても諦めないで練習する(娘)ちゃんはすごいよ」と、タオルで娘の涙と洟水を吹きながらわたしは声をかけた。夫の否定的な言葉も、その都度全力で否定した。夫がますます苛立っているのがわかる。

 

落ち着いた状態で、絶対、夫に一言言わねばと思った。

 

帰宅して入浴し、娘がテレビを見ている間、二人でキッチンに立った。

「あのさあ」と話し出す。

 

「(夫)くんが(娘)ちゃんを怒るときに、わたしが(夫)くんに『そういう言い方しないで』『馬鹿とか言わないで』って言うから、(夫)くんはわたしにイラついてると思うし、それで(夫)くんはわたしを良く思ってないんだろうけど、いくら自分のこどもだからって、他人に言わないような言葉を言ってはいけないと思うんだよね。というか、言わないで。馬鹿とかクソとか死ねとかさ」

 

「死ねなんて言ってない」

 

「今日は言ってないけど、頻繁に『死ねよ』って言ってるよ。先週公園でホッピングやってるときとか言ってた。無意識にそういう言葉を言ってるんだよ。たぶん、(娘)ちゃんに出来るようになってほしい、ちゃんとしてほしいって思ってるからだと思うけど、(夫)くんの言葉は否定的で乱暴すぎる。そんなこと父親に言われたら、(娘)ちゃんは傷つくよ」

 

夫は黙って野菜を刻んでいる。

 

「せっかく結婚したんだし、(夫)くんとは仲良くいたいと思うよ。最近(というかここ数ヶ月?一年以上?)、わたしたちが前ほど仲良くないのは、(娘)ちゃんを否定する(夫)くんをわたしが否定して、(夫)くんがイライラしてるってのもあるよね?でも、これからも(夫)くんが(娘)ちゃんに否定的なことや暴力的な言葉をぶつけるなら、その度にいちいち(夫)くんを否定して、(娘)ちゃんを守るから。そのせいでわたしたちの仲が悪くなっても、それは仕方ないって思ってるから」

 

ずっと一人で話していて、聞いてるのかな?と思ったが、ここでようやく夫が「もうわかったよ」と言ったので、それ以上はこのことについては言わず、ご飯を作って三人で食べて、テレビも三人で見た。夫がわかったと言うのなら、何かをわかったのだろう。

 

どうして夫は娘に対してだけあんなに短気で怒りっぽく、ひどい言葉で罵るんだろう。決して嫌いというわけではなく、かわいいなと思ってそうな時もあるのだけど。

夫が娘に「自分の言うことをきかせる」というのが目的になってしまっていることが多いような気がする。「自分の言う通りにすれば、出来るようになる」という思いがあるのだろうか。夫はいわゆるできる人の部類なので、最短距離で目的地に到着することに重きを置いているのかもしれない。自分のこども相手に何かを教える経験が少なくて、待つのが苦手なのかもしれない。

 

この日の終わりに、娘にベッドの中で「今日は自転車の練習、諦めないで頑張ってたね。すごかったよ。わたしならあんな風に言われたらやめちゃうかも」と言うと、娘は「ママ、わたしを庇ってくれてありがとう。ママがタオルで涙を拭いてくれて、嬉しかったよ」と言った。

いじらしさにわたしが泣きそうになる。

そして、これからも絶対に夫のひどい言葉をわたしが打ち消してあげなきゃ、と使命感に駆られた。

 

こう書くと夫はとんでもなくひどい父親みたいだけど、もちろん良いところもたくさんあるのだ。ただ、そのいいところをかき集めたとしても、この言葉の暴力は赦されるものではない。

 

言葉による虐待を見ているだけなのは、容認しているのと同じことだと思うので、夫にもやめてと言い続け、やめてくれるまで絶対にこちらも抵抗をやめないぞと思っている。

最近の娘(4歳10ヶ月)の朝食

保育園に通う娘の、最近の朝食はこんな感じだ。相変わらず栄養バランスは気にせず、娘が楽しく食べられればそれでいいと思っている。

 

「ママ特製塩おにぎりをメインに、メニュー考えようよ!」

えっ… メインが塩おにぎりでいいの?

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「小さいバナナだからわたしが全部食べていい?」

もちろんいいよ。

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「りんごはうさぎさんにしてくれる?」

かしこまりました。

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「こんなに美味しいポテトサラダって誰が作ってるの?」

パルシステムの工場で働いてる人じゃない?

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「朝からドーナツなんて最高だね!」

それはよかった!

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「久しぶりにチーズドックでも食べよっかな」

OK, how many?

"Two, please!"

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「朝からチリコンカンが食べたいんだけど、出してくれる?」

作った甲斐があったねえ!
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予防接種が嫌で泣き、腕を出せずにいた娘。

別室で「注射が嫌だからって予防接種しないと、とんでもなくつらい風邪にかかってしまうかもしれないよ」などとインフルエンザの怖さを伝えると、最終的には「嫌だけど(予防接種を)やる」と自分で決めて、泣きながらも医師に「おねがいします」と言った娘がいじらしくてたまらなかった。

南ヶ丘牧場でソーセージ&バター作り体験 2020年秋・娘4歳と那須へ家族旅行(1)

東京発着もgotoトラベルの対象になったので、久しぶりにわたしの両親と二泊三日で那須に行ってきた。両親と孫は、お正月以来の再会だったので、娘は二人の姿を見つけると「おじーじ!おばーば!」と駆け寄り、両親は「大きくなったねえ!」と何度も言い、何度も何度も娘の頭を撫でていた。わたしは数メートル先で抱き合っている両親と娘を見て、涙が滲んだ。「普通に会える」ってこんなにも貴重なことだったかと。

 

さて、初日は南ヶ丘牧場に行った。ここは何度か訪れたことがあるが、ソーセージ&バター作り体験は初めて。そしてこの手作り体験がとても面白く、ソーセージもバターもおいしく、家族全員大満足だったのだ。

 

駐車場や入園は無料。

 

ソーセージ&バター作り体験は、一人1,580円(材料費1,080円、会場入場料500円)。大人4人に幼児1人なので、材料費は4人分で良いかと思っていたが、娘が「わたしもいっぱい食べるから!」と言い張るので5人分の材料で申し込んだ。

 

会場入り口で手袋をし、消毒してから用意された席につく。

テーブルの上には5人分のソーセージの材料が置いてある。「これ、4人分で良かったよね」「いや、3人分でも良かったかも」と言うほどに、お肉の量が多かった。作る前から食べきれるのか不安になってくる。

 

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ひき肉、塩、片栗粉、スパイス、羊の腸、水

 

まずはボウルに規定の量の水、塩、片栗粉、スパイスを入れ、ひき肉をよくこねる。娘は手袋が大きすぎて作業がしづらそう。「お肉が冷たーい!」と言っている。これは脂が溶けてしまわないように、直前まで冷やしているのだそうだ。なるほど。粘りが出てくるまで素早く混ぜる。ずっと触っていると体温で脂が溶けてしまうので、スピードが重要だという。

 

こねたらお肉をまとめて両手で持ち、高いところから5回ほど落として空気を抜く。ボウルに落ちたとき、お肉が少し飛び散っていた。着ているものを絶対に汚したくない人はエプロンを持ってきたほうが良さそう。

 

次はそのお肉を絞り袋に入れる。口金からは簡単に出てこないので、空気が入らないようにぎゅうぎゅうに詰める。袋を絞り、口金から1cmほどお肉を出す。

 

そして、羊の腸の先端を広げて口金に付ける。これが一番難しそうだった。手先が器用な夫も苦戦している。もしかしたら破けるのではと、羊の腸に遠慮しているのではないだろうか。わたしはカメラマンに徹していたが、このままではいつまでもお肉を絞り出せぬという焦燥感から、「やらせて」と申し出て、腸の先端をぐいぐい広げて口金に装着。「腸って、すごく丈夫だからこれくらいじゃ破れないんだよ。思い切りやってごらん」と、偉そうに母に告げる。自分より体格の良い娘が思い切りやってもいい、と断言して安心したのか、母も手際よく装着。父も夫も「広げるどころか、先端をつまめない」と言っていたので、指が細いほうがこの作業に向いていたのかもしれない。

 

口金に装着した羊の腸を手繰っていく。1cmほど出したお肉の脂で腸が滑り、するする手繰れる。娘はこの作業が楽しいらしく、「わたしが!わたしが!」と飽きずに手繰っていた。終端5cmくらいになったら、固結びする。これでお肉を絞り出す準備が完了。

 

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いよいよお肉を絞り出す

 

絞り袋を思い切り押してお肉を羊の腸に絞り出していく。かなり力を入れないとお肉が出てこず、さらに一定の力で押し出さないとソーセージが太くなったり、細くなったりする。我々には二つの絞り袋が貸し出されたので、一つは娘と両親が、もう一つは夫が絞り出した。娘はあれこれおしゃべりしながら、夫は黙々と作業する。1本70cmくらいの羊の腸詰めが6本、テーブルに横たわるさまを見て、大人4人は「これを食べたらもうおなか一杯で昼食はいらないな」と思っていた。

 

腸詰めを程よいサイズに結ぶ作業では父が意外な器用さを発揮していた。娘に「これくらいの長さにするか?」と訊いて手際よく結んでいる。「おじーじ、上手だね!」と娘に褒められて父は嬉しそうだった。いかん、また涙が…

 

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料理というより作業ぽいことは得意らしい

 

いよいよソーセージを茹でる。お湯が鍋に用意されているので、それぞれのグループごとにソーセージを入れて茹であがるのを10分ほど待つ。

 

それを待つ間にお次はバター作り体験だ。手を洗ってテーブルに戻ると、牛乳と生クリームが入っているという容器が5本置かれていた。なんという段取りの良さ。

 

バターはこの容器を上下に強く振るだけでできるのだそうだ。衝撃を加えることが大切でーす、大人のかたで10分くらい振れば完成でーす、とお姉さんは笑顔で言った。じゅ、じゅっぷん? 本当かなと疑い深いわたしは、iPhoneのタイマーをセットして振り始めた。

 

果たして、8分を過ぎたところで容器にクリーム色のかたまりが付着し始めた。本当にバターができるんだ、と確信すれば心が軽い。より一層激しく容器を振り、10分を過ぎたところでそれをテーブルに置くと、バターができていた。

 

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容器の底と真ん中にあるかたまりがバター

 

容器に残ったのは低脂肪乳なので、飲んでみてくださいねとお姉さんが勧める。娘には「これ、シロさんとケンジ*1が飲んでるタイプの牛乳だって。飲んでごらん?」と薦めてみた。牛乳嫌いの娘は頑として口をつけず、わたしが娘の分までいただいた。普段、低脂肪乳を飲まないので、確かに脂肪分が少ないような、味が薄い気がした。

 

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低脂肪乳をコップにあけてバターだけが残った

 

これまた素晴らしいタイミングで、トーストされたミルクパンのお皿がテーブルに並べられた。水ではなく、牛乳を使ったパンで、売店でも売られていた。ほんのり甘いパンに、出来立てのバターをたっぷり塗っておいしくいただいた。ホイップバターのような軽い口当たりのバターだった。

 

さて、茹であがったソーセージを切り離し、今度は鉄板で焼く。我が家は大量にあるので、一部は焼かずにそのままいただいた。味付けが絶妙なのか、大変おいしかった。ソーセージは好きじゃない、と言って日頃加工肉全般を敬遠している母も、これはおいしいと言って何本も食べていた。そう、その調子で全員でもりもり食べないとせっかくのソーセージが余ってしまう。ケチャップとマスタードも用意され、至れり尽くせりだ。

 

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こんなに大量のソーセージを見たのは生涯初、あと1皿ある

 

作業開始から食べ終わるまでの約1時間に、おもしろいね、楽しいね、おいしいね、と何回言っただろう。この手の体験が大好きな娘はもちろん、大人も楽しめる素晴らしいプログラムだった。また南ヶ丘牧場に行くことがあればやりたい。

 

また、ソーセージ豆知識を得たのでここに記す。良かったら覚えて帰ってくださいね。

わたしはフランクフルトとは「ソーセージを棒に突き刺したもの」だと思っていた。

 

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羊の腸→ウインナー、豚の腸→フランクフルト、牛の腸→ボロニア

 

それにしても、この新型コロナ禍でこういったプログラムを提供するのは大変なことだろう。南ヶ丘牧場のスタッフのかたがたには頭が下がる。わたしたちの「普通の」日常は、多くの人々の努力に支えられているのだということを改めて認識した。

 

 

娘との旅行シリーズ↓

*1:きのう何食べた?」の登場人物

お子さまには栄養バランスの取れた朝食を

先日受け取った保育園からのおたよりにこう書いてあった。

 

『朝食は一日の大切なエネルギー源です。

お子さまには栄養バランスの取れた朝食をお母さまが用意してあげましょう。』

 

このように期待されて、お母さまは朝から大変である。場合によっては前日の夜から仕込まなくてはなるまい。

おたよりでは保育園が期待する程度に栄養バランスの取れた朝食の例を挙げてほしかった。

などと思うものの、挙げてもらったところで、それに倣うかどうかは怪しいところだ。

 

では、我が家のお母さまが用意する娘(4歳・保育園年中)の朝食を紹介したい。

 

主食は食パンかおにぎりだ。

タカキベーカリーの長時間発酵ブレッド

トーストしたものにバターを。美味しいし、サイズがちょうどよいらしい。

 

パルシステムの焼きおにぎり

レンジで解凍して、海苔を巻く。

 

・サトウの切り餅

トースターで焼いて海苔を巻いてお醤油をつける。

 

たいてい月~水が食パン、木・金がおにぎりかお餅。

朝ご飯を炊いた日は塩おにぎりを出すと喜ばれる。

 

主食以外のものは前日に娘に訊いて、在庫があれば希望のものをいくつか出す。

 

・ロースハム

1枚を半分に切ってくるくる巻いてかわいいピックで刺して食べやすく。

お母さまによる唯一の工夫と言って良いだろう。

 

・kiriクリームチーズ

「しょっぱくないから好き」らしい。

パッケージに残ったチーズで手をねろねろにすることもある。

その手で布張りのソファを触られるとお母さまは固まってしまう。

 

パルシステムのポテトサラダ

1袋で3食分くらいの量。娘の大好物。

 

・フルーツ

バナナ、キウイ、いちご、りんご、みかん、オレンジなど。

季節感よりお買得感重視。

 

・ヨーグルト

「牧場の朝 いちご味しか好きじゃない」らしい。

 

・飲み物

朝食のスタートはヤクルトから。麦茶や牛乳などを適宜追加。

 

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今朝の娘の朝食

 

栄養のバランスが取れているのかどうか分からないが、娘が無理なく食べているので、この子はこれでちょうどいいのだろうと思う。

保育園で栄養バランスの取れた昼食を摂っていることは確かなので、きっと栄養は足りているだろう。夕食は少し栄養のことを気にしたメニューにしているし(お母さまなりに)。

 

今朝は「ママのパンにもバター塗ってあげるね」と、娘が一生懸命カリカリのパンにバターの塊を塗り付けていた。

「ママとわたし、おんなじパンだね。一緒だね」

 

娘の栄養はさておき、こういう娘の一言が、食べ物の栄養よりもわたしにとっては養分となっている。

腹が減っては戦はできぬとは言うが、わたしにとってはこの娘との朝食の時間こそ、減っては戦ができぬものなのだ。

気になるところだけ片付ける 洗面所収納

わたしは適当なので、自分と家族が不便を感じないと収納について考えたりすることはない。今も快適だけど、もっと快適にしたいとか、もっと美しい収納を追求しようという熱意はない。でも、不便を感じたらできるだけ解消したいと思っている。

洗面所収納は、ずっと前からもう少し使いやすくしたかったので、ようやく重い腰を上げて変えてみたのだった。

 

【変えたいポイント1】

ギュウギュウにタオルを詰めた引出し

 

タオルが引っかかって開けづらいことがあるし、タオルが取り出しにくいので、新品は別の場所にしまいたい。

 

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洗濯中のものも数枚あるので、全てしまうと収納率120%


【変えたいポイント2】

とりあえず洗面所・お風呂で使いそうなものを無造作に入れた引き出し

 

もう少し見やすく・取り出しやすくしたい。

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散乱する基礎化粧品や石鹸・シャンプー類

 

【やったこと】

・ロハコで無印良品の収納ボックス2個とフタ1個を注文

・新品のタオルを収納ボックス(下段)に収納

 

・基礎化粧品、石鹸・シャンプー類を収納ボックス(上段)に収納

 

【変わったところ1】

引出しに余裕ができて、タオルの収納も取り出しも簡単になった

 

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娘用2枚、顔用2枚、手拭き用2枚、体用6枚=12枚

 

【変わったところ2】

基礎化粧品、石鹸・シャンプー類の在庫が見やすくなった

 

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わたししか使わないものはとりあえずこのまま

 

片付けるときはとことんやったほうが良いのかもしれないと思ったが、ワンオペかつテレワーク中なので、無理せず疲れずできる範囲でやって、また時間がある時に細かい片付けをすればいいかなと思い直し、今日の片付けはこれでおしまい。

なぜなら、娘を迎えに行ってから寝る前の時間のほうが、収納の見直しよりも絶対に無理するし疲れるってわかっているから。

 

でも、ずっと気になっていたところがスッキリして嬉しい。

 

 ↓前回不便を感じたとき

↓夫の実家の片付け

保存した野菜その後 夏野菜の下ごしらえと常備菜(5)

父の趣味菜園で収穫された夏野菜がどっさり届いた。どの野菜もぴかぴかでおいしそうだ。これは工夫しておいしく食べたいなと思い、簡単な調理をしたのでその記録、その後。

 

 いんげんは茹でて粗熱を取ってからジップロックに並べて冷凍した。

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こうして下ごしらえと冷凍した野菜はあらかた食べてしまった。

 

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麺つゆと生姜に浸した蒸し茄子・ピーマン、塩トマトは豆腐にのせた


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ドレッシング代わりに塩トマト


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ざる中華に塩トマト


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冷凍した茄子・ピーマン・インゲンの味噌炒め、トマト炊き込みご飯


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インゲンとじゃがいもの味噌汁

 

冷凍しておくとすぐ料理に使えるのですごく便利だ。勿論、生野菜に比べたら食感は劣るのだけど、火を通せばそんなに気にならないので、野菜が安くて時間があるときにこんなふうに下準備しておこうかな。思いがけず仕事が忙しくなってしまった時に冷凍庫にあったら良さそう。

 

↓夏野菜シリーズ